最もハードルが高いのがビザ申請です。
学生が取得できるビザとしては、
学生ビザ、大学準備ビザ、語学学校ビザ、(ワーキングホリデービザも)があります。
大学準備ビザや語学学校ビザは年数や就業にいろいろな制限がありますが、学生ビザは在籍期間とることができ、就業制限も全日労働120日、半日労働250日、専門領域には制限なしです。
ここでは、主に私が取得した学生ビザ、さらに家族帯同ビザについて説明したいと思います。
学生ビザを取得するためには、住民登録、学校の入学許可書もしくは在籍証明書と、さらに生計保障の証明、アパートの契約書、有効な健康保険の証明(外国人局の書式による証明)をしなければいけません。
生計保障の証明は、以前は費用負担証明書というのを日本の両親などに頼みドイツ大使館で書いてもらうことができたのですが、2018年からできなくなってしまいました。
それ以前に取得した方は3年間有効ですのでそのままビザ更新の際に有効に使えるかと思います。
そのため、Sperrkontoによって生計費の証明をする必要があります。
その金額ですが、学生一人当たり月720€、年間8640€必要です。
さらに私のように家族帯同の場合はさらに複雑です。
ハンブルグ市のHPにアップロードされている書類、
Berechnungstabelle zum lebensunterhalt bei familiennachzug
によると家族帯同の場合の生計費の計算は
世帯主 416€
18歳以上の世帯構成員 332€
子ども(14歳から17歳) 316€
子ども(6歳から13歳) 296€
子ども(5歳まで) 240€
家賃
Netto-Kalt-Miete(Nebenkostenを除いた家賃) 契約書参照
Nebenkosten
2.97€x部屋の広さ(㎡)
これらを合計したのが住まいの必要経費です。
ここから収入や奨学金がある方はそれらが引かれ、さらにプライベート健康保険は控除されます。
そして経費から収入等が引かれ残った額を、Sperrkontoなど銀行口座で保証しなければなりません。
ところで・・・・
制度上、学生が家族帯同する場合、学生本人がドイツでしばらく滞在してから家族を呼び寄せるというのを想定しているようです。
私の場合、家族と同時にビザ申請をしたためややこしくなったのかもしれません。
家族帯同を希望の場合、可能であれば本人が数か月ドイツで住居、銀行口座など基盤を確立してから家族帯同ビザを申請した方が、スムーズにいくような気がします。