ドイツの大都市の一部では就学前の子どもは無償でKITA(保育施設)KIGA(幼稚園)に通うことができます。
私が住んでいるハンブルグでは、親の所得に関係なく5時間まで預けることが可能です。
ハンブルグでは、Kita-Gutscheinというシステムになっており、申請すると基本5時間無料のGutscheinがもらえ、それを希望の施設へ提出することになっています。
どのような施設を選ぶか、ですが、ドイツには大まかに下記のようにわかれます。
KITA (保育園に相当)
日本の保育園と同じように1歳から6歳まで。預け入れ時間も就業時間に合わせて柔軟。
KIGA (幼稚園)
3歳から6歳まで。預け入れ時間は施設によってはKITAと同じかもしくは6時間までのところもあり。
更に、運営元によって、
教会系(カトリック、プロテスタント)、公立、私立、シュタイナー系、などあります。
私の娘は、シュタイナー系のヴァルドルフ幼稚園に通っていますが、印象的にはドイツの幼稚園では同じような活動を取り入れていて、プラスチックなど人工的なものを排してる以外、同じような外遊び主体の活動だと思います。
教会系はキリスト教に基づいた教育を重視しているので、他者を思いやるなど規律の面でメリットがあるかと思います。なぜかというと、ドイツの子どもたちは自由奔放で結構無茶なことをすることが多く、幼稚園では喧嘩やケガなども多いです。そういう時にある程度しっかり子どもに指導できる園は、日本人的には安心なのではないでしょうか。
施設への申し込みは、基本的に電話で面談の予約を取って指定された日時に施設へ伺うのがベストですが、ドイツ語での電話が苦手だった私は、直接行き直接空きがあるかどうか確認しました。
旧西側地域の幼稚園は空きが少ないということですが、私が見つけた近所の幼稚園ではそのようなことはありませんでした。
私の通わせている幼稚園は最大6時間までの預かりなので、共働き世帯には人気がないことも一因かもしれません。
なお、公立の大学などの多くの大学では大学内、もしくは大学と提携している施設があり、学生であっても子どもがいれば預けることが可能です。